玄関と窓大好きおじさんのブログ

玄関と窓のリフォームについて、みなさんに有益な情報をお伝えしていきます。

玄関の開き戸を引き戸にリフォーム!快適生活を手に入れよう!

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普段、何気なく開け閉めしている開き戸の玄関…。

 

はい。あの普通の、がちゃって開ける扉のことです。

 

その開き戸ですが時々、あれ?と不便を感じる瞬間ありませんか?

 

たとえば…

 

  • ストッパーがないと開けたままに出来ない!
  • 開けた時に向こう側の人にぶつかっちゃった!
  • 子供がドアの隙間に指を挟んじゃった!
  • 車椅子だと通れない…!

 

などなど、小さな子からお年寄りまで、意外に不便な状況があることがわかります。

 

でも…

 

その不便、引き戸にすればすべて解決しますよ!

 

今回は、玄関の開き戸を引き戸にリフォームするポイントについてお伝えします!

 

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開き戸を引き戸にリフォームするメリットは?

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■開け閉めにストレスがない

母さんの言うように、日頃感じる不便の筆頭は「ストッパーがないと閉まっちゃう」ことでしょうか。引き戸なら「押さえていないと閉まっちゃう」というストレスがありません。

開口部が広い引き戸なら、小さいお子さんのいるご家庭でも、ベビーカーや子供用自転車の出し入れなどをスムーズに行う事ができます。

 

■高齢者の方に安全安心

高齢者のいるご家庭で介護リフォームを考えている場合、引き戸への変更は真っ先に検討材料にあがると思います。

 

開口部が広く取れるので、開き戸より安全安心に使えるシーンがたくさんあります。

 

母さんが言うように、高齢者の方にとって、開き戸は意外にデメリットがあります。

 

高齢者にとっての開き戸のデメリット

・車椅子の出入りが不便

・力が弱いとドアが開けにくい

訪問介護を受ける場合、用具の搬入がしにくい

 

これらすべて、引き戸にすることで解決出来ます。

 

■小さな子にも安全安心

開き戸の蝶番のところ…、あそこに指を挟む事故が意外に多い、てご存知でしたか?

止めていたつもりでも風で閉まってしまったり、子供がいるのに気付かずにドアを閉めてしまったり。

 

特につかまり立ちを始めたくらいの子供は、ちょうど指を引っ掛けることができる蝶番のあたりにつかまってしまって、それに親が気付かずにドアを閉めてしまった…というケースが多くあります。

 

玄関のドアは頑丈な代わりにとても重たいので、骨折する可能性も。

 

ですが引き戸であれば、そういう不安も解消できます。

 

引き戸にデメリットはないの?

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いいことばかりに思える引き戸へのリフォームですが、もちろんデメリットもいくつかあります。

 

■暑くて寒い?

開き戸に比べたら、どうしても気密性には欠けるので、冷暖房をつけていても空気が外に逃げやすくなります。また開けている時間も長くなりがちなので、冬は熱が夏は冷気が室内から外へ流れてしまう傾向にあります。

 

■防犯性が低い?

一般的に、引き戸は構造上、どうしても開き戸よりは防犯性が低い傾向にあります。

ガラス部分があるとそこを割られたり、鍵のある部分から器具を挿入させて鍵を開けられたり。

 

引き戸の種類にはどんなものがあるの?

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ここまで一口に「引き戸」と総称してきましたが、引き戸にもいくつかのタイプがあります。代表的なものをご紹介いたします。

 

■引き違い扉

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引用:リフォームガイド

 

最も一般的な、2枚の戸を左右どちらにも移動させることが出来るタイプです。左右両方から出入りできるので便利です。

 

■片開き扉

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引用:ココガーデン・エクステリア

 

1枚だけを、左右どちらかに滑らせて開閉するタイプです。玄関前のスペースを有効に使うことができます。

 

■2枚(3枚)片開き扉

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引用:株式会社 今村組

 

2~3枚の戸が連動して開閉するタイプです。開口部をかなり広く取ることが出来ます。

 

■両引き込み扉

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引用:三協アルミ

 

写真だと説明しにくいので、図でご紹介します。2枚の戸を左右の壁側に引き込んで開閉するスタイル。壁にすっぽりと戸が収納されるので、広い開口部が得られます。

 

引き戸へのリフォームの事例を見てみよう

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ここからはリフォームの事例をご紹介いたします。気密性が低い、安全面で不安かも…そんな引き戸のデメリット面を解決している例もありますよ。

 

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引用:YKKap

 

こちらは、引き戸の断熱性を高めるために、複層ガラス仕様になっています。

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引用:YKKap

 

2枚のガラスの間に乾燥した空気を密閉しているため、室内の冷暖房効果がアップして、結露の防止にも有効です。写真の例は引き違い扉ですが、3枚片開き扉などいろいろなタイプに対応しています。

 

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引用:リフォームガイド

 

介護リフォームの例です。段差もあり狭くて危険だった開き戸の玄関を、引き戸にしてさらに車椅子用の昇降機も設置。左右どちらからでも出入りできる開き戸だからこそのリフォームです。

 

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引用:リフォーム産業新聞

 

左がリフォーム前、右がリフォーム後です。たった一日で施行が完了する優れもの。もともとあるドアの枠の外側に、新たに引き戸用の枠を取り付けるという工法で、短時間工事を実現しました。

 

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引用:エイベック・エコ

 

こちらはリフォーム前の開き戸が古くて防犯面に不安があったそうなので、壁も含めて全面リフォーム。開口部が広く取れて出入りがしやすくなりました。

 

防犯といえば、引き戸のデメリットだと先ほど書きましたが、今では優れた鍵も開発されています。

 

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引用:YKKap

 

脱着サムターン」という種類の鍵です。サムターン(ひねる部分のところ)を取り外すことが出来るので、就寝時や外出時に外しておけば、ガラスを破って工具でサムターンを回される心配がありません。

 

気になるリフォーム費用はどれくらい?

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一般的な開き戸→引き戸へのリフォーム費用はおおよそこのようになっています。

引き戸のリフォーム費用 ドアのみ交換 間口サイズ交換を伴う
工事費 6~10万円 15~30万円
ドアの価格 13~30万円 20~30万円
総額 19~40万円 35~60万円
(平均総額) 30万円台 50万円台

引用:リフォームガイド

 

費用はドアのグレードと間口サイズの変更の有無によって大きく変わってきます。

 

また、施工日数も一日~1週間以上かかる例まで様々です。

 

まずは信頼できるリフォーム会社に相談して、実際に現地をみていただいてから、見積もりを出してもらいましょう。

 

開き戸から引き戸へのリフォームまとめ

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今回のまとめはこのようになります。

 

引き戸にするメリット

・開け閉めにストレスがない

・高齢者にも小さな子にも安全安心

 

引き戸にするデメリット

・気密性に欠け

・防犯性が低い

 

ただし、いまではデメリットを補ってくれるタイプの引き戸もたくさんあります。

 

玄関のリフォームを考えている方はぜひ引き戸への変更も検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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